カートは空です
Our mission
SYU・HA・RIでは、今まで出会ってきた信頼できる『生産者』にフォーカスを当てています。コーヒー生豆には、それぞれの作り手の想いが込められており、たくさんのこだわりと努力の結晶の塊です。ストーリーを持った生豆を日本のロースターへ届け、生産者とロースターをつなげていくことが私たちの使命です。
ABOUT US
わたしたちについて
¥19,440 〜
¥12,150 〜
¥11,880 〜
1月18日~29日までオンラインショップ発送停止のご案内 日頃よりSYU・HA・RIをご愛顧いただき誠にありがとうございます。コロンビア買い付け出張によりオンラインショップの発送を、下記日時にて一時休止いたします。【発送停止期間】2023年1月18日(水)~1月29日(日)なお、ご注文は期間中も通常通りご利用いただけます。但し、30日以降に順次発送させていただきます。ご利用の皆様にはご不便をおかけしますが、何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 株式会社SYU・HA・RI
Guatemala買い付け珍道中#6 Huehuetenangoの今(2) 今回は前回に引き続きウエウエテナンゴの現状についてのご紹介です。今年は、ウエウエテナンゴにも長く滞在したいと現地のエクスポーターにお願いしていたのですが、あまりずっといい顔をされていませんでした。なぜかと聞いても、言葉を濁す感じで。。。僕的には、そんなのあまり気にしないのですが、現地の方々が濁すのでよっぽどのことがあるのかと感じていました。たまたまアンティグアの生産者の農園に訪問した際に、そこの農園主の知り合いが1週間前にウエウエテナンゴで殺害されたと聞いてようやく事態を把握することができました。 そもそもウエウエテナンゴは、陸路でメキシコに麻薬を運ぶルートとして必ず通るエリアで、 非常に麻薬カルテル(*麻薬の製造・売買に関する活動を行う組織)からすると重要な拠点です。ここで登場してくるのが、メキシコの麻薬王エル・チャポです。彼は今現在アメリカの刑務所に終身刑で服役中なのですが、刑期を短くするため、自分の持っている麻薬組織の情報を警察に売っています。そこで売った情報が、エル・チャポと取引をしていたウエウエテナンゴの麻薬密売人です。彼が今現在ウエウエテナンゴにいるという情報を警察に渡したことで、彼に懸賞金がかけられ、見つけた人は大金を得れることになっています。そこで、彼と敵対する麻薬カルテルたちが、現在血眼になって探しており、メキシコ国境ルート付近を通る車に検問をかけているようです。拳銃を構えて一台一台、窓を下ろさせて顔を確認しています。これを拒否すると、もちろん彼らのことなので、何をするかは容易に想像ができます。これにより、行きたかった国境付近のコーヒー産地エリア(ラ・デモクラシア、サンアントニオウイスタ、ラリベルタッドetc)に行けなかったのが実情です。 今年は、麻薬の問題、労働力不足、アラビカ市場価格の高騰、生産コストの増大とたくさんの問題を抱えましたが、無事買い付けは終了しました。約34ロット買い付けていますので、たくさんの方々にグアテマラのコーヒーをご紹介できるかと思います。 次の回では、今年からシュハリで取り扱いホンジュラスについて 続きは#7へ <新たに買い付けたロット> フランシスコ チェスピ - ハラパ - ゲイシャ - ウォッシュド
Guatemala買い付け珍道中#5 Huehuetenangoの今(1) 先日、片道8時間かけてメキシコの国境と隣接するウエウエテナンゴのトドスサントスエリアの小規模農家さんのところに訪問してきました。ウエウエテナンゴには32の自治体があり、コロテナンゴ、デモクラシア、リベルタッドなどコーヒー栽培に適したマイクロクライメットの宝庫です。 基本的にグアテマラの小農家たちはチェリーまで収穫し、それを大農園に販売することが多いのですが、ウエウエテナンゴでは珍しく小農家たちがマイクロウェットミルを所有しており、自分たちでプロセスを施し、パーチメントまで仕上げて、輸出業者に販売しています。これがウエウエテナンゴの一番の魅力で、本当に小さな農家さんたちが独自にプロセスをしているので、それぞれの特徴がでて非常に面白いエリアです。ある農家さんは、発酵時間が48時間、その隣の農家さんは60時間、乾燥期間も12日間だったり、20日間だったりとそれぞれの気候に合わせて独自のレシピで行われているものが多いため、多種多様なコーヒーに出会うことができます。 さらにグアテマラでは珍しい赤粘土の酸性土壌(大部分は火山性土壌)で、これによりテロワールが表現され、ほかのエリアとは違った香味をもつコーヒーを産み出しています。 そして、今ウエウエテナンゴでも深刻な問題になっているのが、アメリカへの不法移民問題によるピッカーさん不足です。今回訪れた農園でも、まだチェリーがたくさん残っていたため、そこの管理されている従業員の方に聞くと、農園主は1回目の収穫のコーヒーだけ作って、そのままアメリカに不法移民の旅にでたと。。これにより多くのチェリーがまだ残っており、今年はもう追加で収穫できないと。彼によるとピッカーさんたちが約15日間かけて稼ぐ給料70ドルを、アメリカでは1日で稼げると。そして、なぜこんなにも不法移民問題が深刻化したかというと、去年1月にアメリカ大統領に就任したバイデン氏が実は深く関わっています。それまで就任していた元トランプ大統領による厳格な移民政策により、移民する人たちがかなり減っていたのですが、比較的柔和な移民政策を進める現政権により、再び移民の数が増えているのが原因のようです。実際移民の人たちがどのようにしているかというと、命がけでアメリカに渡り、そこで不法に仕事を獲得(雇い主としても安く雇えるメリット)し、そこからグアテマラにいる家族にドル送金していきます。ある程度お金がたまったら、自ら警察に行き自分は不法移民ですと伝えるとグアテマラに強制送還されます。ただし1回目の場合は重罰ではなく、そのままグアテマラの家族のもとに戻れるので、大多数の人がアメリカへの移民を試みるそうです。(※2回目の強制送還の場合は、約10年の懲役)このピッカー不足問題は本当に深刻で、来年も改善の余地がみられないのが現状です。 次の回では、ウエウエテナンゴの麻薬カルテル問題の今について 続きは#6へ <新たに買い付けたロット> マウリシオ バスケス - ウエウエテナンゴ - ブルボン - ウォッシュド - アグアカテロット
Guatemala買い付け珍道中#4 フィンカ コーラル ビエホ グアテマラ パレンシアエリアにある農園、コーラル ビエホ。昨年は、こちらよりマラカトゥーラ種を買い付け評判がよかったので、今年も買い付けるために訪問し滞在してきました。農園主の名前は、アントニオ コロン氏、あだ名はトノ氏で、63歳だけども無茶苦茶元気、好きな食べ物はお菓子と炭酸飲料というカッコいい農園主。頻繁に、コーラ買ったろかと言われたのが印象的。とにかく誰にでも優しいおじいちゃんて感じ。そして家族にもすごい方が多く、お兄さんは元グアテマラ大統領、奥さんはグアテマラで3本の指に入る女性弁護士、従妹はパレンシア地区の有名農園エルソコロ農園のオーナーという何ともすごい家族構成。今回はそんなトノ氏の農園をご紹介します。 首都グアテマラシティから車で約3時間、もちろん道中トノ氏とコーラとポテチを買ってもらい、一緒に食べながらローカルな道を進んでいくと、コーラルビエホ農園に到着しました。標高は約1300m~1500m、少し乾燥したエリアで、植えられている品種はカティモール、ブルボン、カトゥーラ、マラカトゥーラ種。すべて、従妹のエルソコロ農園から苗木をもらい植え始めたそうです。去年も買い付けたマラカトゥーラ種については、2区画で植えられており、標高の高いエリアをサンホン区画、低いエリアをとブエルトナ区画と分けています。去年のは、この両区画のものを混ぜていましたが、今年はサンホン区画のみのものを買い付けることにしました。低いエリアのものは、少しウッディで、ナッツ、レモンというフレーバーで、サンホンエリアは、フローラル、キャラメル、リンゴというきれいなコーヒーでした。混ぜてしまうと勿体ないという判断をしたので、今回はサンホンエリアのもののみ買い付けています。 毎年さび病に悩まされており、元々はもっとブルボン種を植えていたそうですが、近年は標高の低いエリアではカティモール種に植え替えていっています。さらに、今年は雨が少なかったため、熟さないチェリーも多いため生産量は去年より少し減る見込みのようです。 新しい試みとして、さらに標高の高いエリアにゲイシャを植え始めていくそうで、是非シュハリに約5年後の初収穫に際にはカッピングしてほしいといっていただきました。パレンシア地区ではなかなか植えられていないゲイシャ種なので、どんなテロワールのゲイシャができるのか非常に楽しみです。 こちらの農園ですが、何よりもトノ氏の人柄がとにかくよい!農園には、約7人の従業員がいるのですが、みなさんに気を配られており、なかなかそういう農園主をみることは少ないので印象に残りました。たまたまパティオで従業員のルチョ氏が乾燥中のパーチメントを攪拌しているときに、急にトノ氏がルチョが働いているから、ちょっと手伝ってくるといってパティオに行き一緒に攪拌し始めました。ほかにも、一番年齢の高い従業員の方が先日体調を崩されていたようで、その方にモシと呼ばれる無茶苦茶栄養価の高い麦があるのですが、それをわざわざ渡しにいっていました。なかなかこういう生産者の方と出会うことはないので、この農園と取引ができて非常にうれしく思います。 優しい人柄のトノ氏のマラカトゥーラ種、どのくらいの量ができるかまだ収穫中でわからないですが、是非到着を楽しみにしていてください! 続きは#5へ <新たに買い付けたロット> アントニオ コロン - マラカトゥーラ - ウォッシュド - サンホンロット
新商品・更新情報などを配信します