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エチオピア買い付け珍道中#2

エチオピア買い付け珍道中#2 前回のTesti社に続き、珍道中エチオピア編#2。今回のブログでは新しいパートナーCOQUA社について書いていきます。 まず初めに、COQUA社はいわゆる壮大な規模感のエクスポーターとはまた大きく異なる動きのエクスポーターです。  - COQUA COFFEE(COQUA Trading PLC) - COQUA COFFEEは2016年にAnsha Yassin Sulieman(アンシャ・ヤシン・スレイマン)とMoata Raya Abachabisa(モアタ・ラヤ・アバチャビサ)がアディスアベバにて共同で立ち上げた民間企業です。COQUA社の事業の中心には一貫して、品質(評価)を通じて、生産現場と市場を正確につないでいくという考え方があり、「コーヒーの品質(Coffee Quality)」という根幹からCoQuaと名付けられています。 自社で大規模に生産・輸出をするエクスポーターとは異なり、品質やトレーサビリティの改善、品質評価や人材育成、農学の指導やマーケティングなど多岐にわたり、高付加価値の品質に特化したサポート型の側面が強いエクスポーターです。そんなCOQUA社が一貫して取り組んでいるのは、コーヒーの品質をどう評価し、それをどのようにして生産現場と市場につなぐかという部分。 エチオピアでは、小規模農家が生産の大半を担い、流通の多くがECX(エチオピア商品取引所)を経由して行われてきました。この仕組みはシステマチックにエチオピアコーヒーを大きく動かす(量を捌いていく)には合理的である一方で、ロットの背景や品質の差異がどこで生まれているのかが見えづらくなるという側面が長くあったことは事実だと思います。COQUA社はそうした構造に対して、カッピングと品質評価を起点に多岐にわたり「橋渡し」的なポジションとして関わっています。 共同創業者の2人ですが、もちろんそれぞれのバックボーンやストロングポイントが異なります。この2人の紹介がCOQUA社の動きや強みに直結してくると、彼らとのトリップを通して強く感じたので、ここを少し掘り下げながら、今回のブログでは彼らの紹介をメインにしていきたいと思います。    【Ansha Yassin Sulieman - アンシャ・ヤシン・スレイマン】 まず、Managing Directorを務めるアンシャ氏について。彼女のキャリアは、エチオピアにおけるコーヒー産業の中でも稀有なものであるといいます。もともと農学分野の教育背景を持ち、農業生産そのものを理論と実践の両面から学んできました。エチオピアのコーヒー産業では、家業として農業やコーヒーに関わる人々は多い一方で、農学的な教育を基盤に、制度の設計や品質評価の領域まで踏み込む専門家はごく少数だといわれているそうです。そして、彼女は教育を終えた後に農村地域に入り、農業を含めたコーヒーに関わる実務に携わってきたそう。ここでの経験が、単なる現場視察や短期プロジェクトなどではなく、農家さんや協同組合と継続的に関わりながら、生産や収穫後の処理の現実を理解していくプロセスだったとしています。皆さんもご存じの通り、エチオピアでは小規模農家が生産の主体であり、インフラや情報へのアクセスが限定される地域も多い中で、品質改善や向上を目指すには理論だけではなく、現場で何が起きているのかを理解する必要があります。(これは日本における経営陣と現場陣での摩擦の話しに少しリンクするなと思いました)アンシャ氏の農村地域での実務経験は、間違いなくCOQUA社の活動の基盤になっていると思います。 彼女の経歴を特徴づけるもう一つの要素としては、Q Arabica Graderである点。日本では今ではメジャーとなりましたが、エチオピア国内では取得者は限られているそうで、特に女性のQグレーダーは少数であり、アンシャ氏は単にカッピングができる評価者という立場に留まらず、品質評価を生産現場や人材育成につなげる役割を担ってきた人物として紹介されていたりもします。彼女がエチオピアコーヒーの品質向上において、農家さんの技術向上支援や、「知識」「評価」「トレーニング」などを結びつける存在として取り上げられている記事もありました。※ITC(国際貿易センター)などの国際機関による記事(https://www.intracen.org/news-and-events/news/elevating-ethiopian-coffee-through-knowledge-and-quality?utm_source=chatgpt.com) カップスコアそのものも大事ですが、それに加え、それをどう生産者や次世代の専門家に伝えていくかという視点や考えが動きとして身近に見えたことが、ポジティブな意味でカルチャーショックを受けた点でもありました。 COQUA社設立以前から、彼女はエチオピアのコーヒー産業の中でトレーニングや品質評価に関与してきて、そうした経験の延長線上に生まれた組織がCOQUA社であり、単なる輸出会社ではなく、品質評価と知識共有を軸にした事業体として位置しているように思います。   【Moata Raya Abachabisa - モアタ・ラヤ・アバチャビサ】 そしてもう一人の共同創業者である モアタ氏。今回のCOQUA社との動きは現地到着以前よりすべてモアタ氏とコンタクトをとってきました。彼もまたアンシャ氏とは異なる角度からエチオピアのコーヒー産業に関わってきました。農業を含めたコーヒー分野における、生産支援や品質改善プロジェクトに携わってきた背景があり、国際NGOである「Techno Serve」というプロジェクトにも携わってきたそうです。ここでは農家の生産性向上や、収穫後処理の改善、マーケットアクセスの支援など幅広い分野に関わっていたそう。Techno Serveのプロジェクトは、短期的な品質改善だけではなく、農家の経済的持続性や組織運営まで視野に入れたものが多いそうで、そうした文脈の中で、現場に近い立場から生産者支援に関わってきた人であると思います。 ここまでの紹介の流れから、COQUA社においてはアンシャ氏が品質評価やトレーニングの側面を担い、モアタ氏が生産現場やプロジェクト実務の側面を担う、というバランスでこの組織が進んできたのかと推測しています。(もちろんお互いの領域にもしっかりと被りながら)また、2人とも根底にあるものが、エチオピアのコーヒー産業をビジネスだけで捉えるのではなく、品質改善や人材育成を通じて、産地の基盤をどう強化するかという視点で活動してきたところが共通しているなと感じました。   この2人のバックグラウンドを辿ると、COQUA社がなぜ品質評価や人材育成、トレーニング、生産支援といった領域に強くコミットしているのかが、個人のキャリアの積み重ねとして理解できると思います。 それは、彼ら自身がこれまで実際に関わってきた仕事の延長線上にある活動こそがこのCOQUAだからだと言える気がしています。   今回のブログでは紹介をメインに書いてきましたが、エチオピア、ひいてはアフリカのコーヒーにはなかなか難しいとされてきた「トレーサビリティ」の観点で、そんな生産現場との距離が近いCOQUA社ならではの現場視察のことを次号では書いていきたいと思います。   福島

エチオピア買い付け珍道中#1

エチオピア買い付け珍道中#1 シュハリの福島です。 1月の初旬からエチオピアへ2週間買い付けに行ってきました。今季の買い付けでは、各社の管理するウォッシングステーションやドライングステーションの視察、新しく取引を始めるサプライヤーCOQUA社とのコンタクトと買い付け、昨年からのアップデートに重心を置き、各セクションにおいてのクオリティへの相関性とエチオピアの新しいソーシングの可能性を探しに。 シュハリとしてエチオピアは昨年から初めて買い付けをスタートしたオリジンです。昨年の初買い付けではサプライヤーを3社回り、主に買い付けのカッピングとTesti社のドライミルの視察をしてきました。 今回のブログではTesti社について書いていきます。 -Testi coffee (Testi Trading PLC) - エチオピア初年度、とあるご縁が巡りにめぐりこのTesti社との取引がスタートすることになりました。Testi coffee は2009年に Faysel Abdosh Yonis(ファイセル・アブドシュ・ヨニス) がアディスアベバで設立した家族経営のエクスポーターです。社名のTestiは、現地で喜びや幸福を意味するそうで、生産者にも消費者にも幸福を届けたいという理念を持って経営をしています。(ちなみに、ファイセル氏の次男の名前がTesti。)もともと彼はコーヒー農家の家庭に生まれて育ち、幼少期からコーヒーがとても身近にある生活だったそう。Testi社を立ち上げてからのちにアメリカで教育を受けた甥をマーケティングに迎えて、ECX(エチオピア商品取引所)やAFCA(アフリカファインコーヒー協会)、ECEA(エチオピアコーヒー輸出業者協会)など複数の団体にも加盟し、国際市場での信頼性も高めていっているエチオピア屈指の規模を誇るエクスポーターの一つでもあります。自社のウォッシングステーションや管理するドライングステーション、設備の整った大規模なドライミルを所有していて、原料調達から乾燥・精製・輸出までを一貫管理する体制が整っているのも安定したクオリティのコーヒーが輸出できる強みの一つと感じています。昨年も訪れてなにより目に留まったのが、ウェアハウスの湿気を逃がすための設備があったこと。中南米などいくつかドライミルを回った中でもこの設備があるミルは初めてでした。3階建てになっているドライミルは動線がしっかりと作りこまれていてオペレーションにも無理がなく、しっかりと整理整頓され清潔に保たれています。今年はカラーソーターをCIMBRIAの最新のものに入れ替えていて、よりソーティングの制度があがったと昨年からアップデートされていた点がありました。また、これからドライミルの近くに新たに約3倍の広さのウェアハウスを建設準備中で潤沢なストックルームが確保される予定。   - 社会貢献とコミュニティ支援(Project Direct) - Testi社の特徴として、農家コミュニティの生活水準向上と持続可能性の強化を目的とした取組みで、「Project Direct」 と名付けられた社会貢献プログラムがあり、これは教育支援やインフラ整備に特化していて、Guji、Yirgacheffe、Sidama、West Arsi など複数の地域で、小学校の建設と運営支援を実施しています。今回のトリップでは実際にSidamaエリアの学校へ立ち寄り、そこでは約2000人の生徒が通っているとのことでした。また、優秀な学生への奨学金提供なども行い、それにより将来の地域リーダー育成にも寄与しているとのこと。また、今回は実際に体感することは出来なかったのですが、インフラの整備においても山岳部などの遠隔地ではまだ限定的な電力や給水についてコミュニティ単位でインフラ整備支援を行い、農家の生活の質向上に直結する取り組みを進めているそうです。 立ち寄ったSidamaの学校   - Testi社の管理するウォッシングステーション - ・ Faysel Abdosh Washing Station・ Ayla Shantawane Washing Station・ Ayla Bombe Washing Station・ Adorsi Washing Station・ Gara...

12/26-1/4 オンラインショップ年末年始の発送について

12/26~1/4 年末年始の発送スケジュールのご案内   日頃よりSYU・HA・RIのオンラインストアをご愛顧いただき誠にありがとうございます。 年末年始の下記期間、発送業務をお休みさせていただきます。   【休業期間】 2025年12月26日(金)12時~2026年1月4日(日)   なお、ご注文は期間中も通常通りご利用いただけます。 年内中の発送をご希望される方は12月26日(金)12時までのご注文をお願い申し上げます。 また、年末年始は配送の混雑も予想されるため、余裕を持ったご注文をお願い申し上げます。   是非、年末年始の生豆のご購入お待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。   株式会社SYU・HA・RI

年末決算セールのご案内 12/1~31

  昨年に引き続きSYUHARI年末決算セールのご案内   日頃よりSYU・HA・RIをご愛顧いただき誠にありがとうございます。 この度、日頃の感謝の気持ちを込めて弊社初の年末決算セールを開催します。全ての商品が、5%オフでご購入可能でございます。 購入時に、クーポンコード欄に下記のコードを入力してください。 ・クーポンコード:SALE2025 在庫数に限りがございますので、お早めにご購入ください!!【SALE期間】2025年12月1日(月)~31日(水)是非、年末年始の生豆のご購入お待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。   株式会社SYU・HA・RI

4/8-30 オンラインショップ発送スケジュールのご案内

4月8日~30日までオンラインショップ発送スケジュールのご案内   日頃よりSYU・HA・RIをご愛顧いただき誠にありがとうございます。中米買い付け出張によりオンラインショップの発送スケジュールを、下記日時にて取り行わせていただきます。【オンライン発送日】2024年4月10日(水), 17日(水), 24日(水)なお、ご注文は期間中も通常通りご利用いただけます。ご利用の皆様にはご不便をおかけしますが、何卒、ご了承くださいますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。   株式会社SYU・HA・RI

バキュームパック導入のご案内

すべての小分け生豆をバキュームパックにて発送のご案内   日頃よりSYU・HA・RIをご愛顧いただき誠にありがとうございます。この度、弊社にて真空包装機を導入いたしました。 つきまして、すべての小分け生豆を今後は、真空包装にて発送させていただきます。より良い状態での生豆をお客様にお届けするために、導入いたしました。 4月には、バリスタ世界チャンピオンのBoram Um氏の農園であるUm農園、ブラジルの秘境エスピリトサントよりマイクロロットをご案内する予定です。どうぞよろしくお願い申し上げます。   株式会社SYU・HA・RI

Guatemala買い付け珍道中#6

Guatemala買い付け珍道中#6 Huehuetenangoの今(2) 今回は前回に引き続きウエウエテナンゴの現状についてのご紹介です。今年は、ウエウエテナンゴにも長く滞在したいと現地のエクスポーターにお願いしていたのですが、あまりずっといい顔をされていませんでした。なぜかと聞いても、言葉を濁す感じで。。。僕的には、そんなのあまり気にしないのですが、現地の方々が濁すのでよっぽどのことがあるのかと感じていました。たまたまアンティグアの生産者の農園に訪問した際に、そこの農園主の知り合いが1週間前にウエウエテナンゴで殺害されたと聞いてようやく事態を把握することができました。 そもそもウエウエテナンゴは、陸路でメキシコに麻薬を運ぶルートとして必ず通るエリアで、 非常に麻薬カルテル(*麻薬の製造・売買に関する活動を行う組織)からすると重要な拠点です。ここで登場してくるのが、メキシコの麻薬王エル・チャポです。彼は今現在アメリカの刑務所に終身刑で服役中なのですが、刑期を短くするため、自分の持っている麻薬組織の情報を警察に売っています。そこで売った情報が、エル・チャポと取引をしていたウエウエテナンゴの麻薬密売人です。彼が今現在ウエウエテナンゴにいるという情報を警察に渡したことで、彼に懸賞金がかけられ、見つけた人は大金を得れることになっています。そこで、彼と敵対する麻薬カルテルたちが、現在血眼になって探しており、メキシコ国境ルート付近を通る車に検問をかけているようです。拳銃を構えて一台一台、窓を下ろさせて顔を確認しています。これを拒否すると、もちろん彼らのことなので、何をするかは容易に想像ができます。これにより、行きたかった国境付近のコーヒー産地エリア(ラ・デモクラシア、サンアントニオウイスタ、ラリベルタッドetc)に行けなかったのが実情です。 今年は、麻薬の問題、労働力不足、アラビカ市場価格の高騰、生産コストの増大とたくさんの問題を抱えましたが、無事買い付けは終了しました。約34ロット買い付けていますので、たくさんの方々にグアテマラのコーヒーをご紹介できるかと思います。 次の回では、今年からシュハリで取り扱いホンジュラスについて 続きは#7へ <新たに買い付けたロット>  フランシスコ チェスピ - ハラパ - ゲイシャ - ウォッシュド 

Guatemala買い付け珍道中#5

Guatemala買い付け珍道中#5 Huehuetenangoの今(1) 先日、片道8時間かけてメキシコの国境と隣接するウエウエテナンゴのトドスサントスエリアの小規模農家さんのところに訪問してきました。ウエウエテナンゴには32の自治体があり、コロテナンゴ、デモクラシア、リベルタッドなどコーヒー栽培に適したマイクロクライメットの宝庫です。   基本的にグアテマラの小農家たちはチェリーまで収穫し、それを大農園に販売することが多いのですが、ウエウエテナンゴでは珍しく小農家たちがマイクロウェットミルを所有しており、自分たちでプロセスを施し、パーチメントまで仕上げて、輸出業者に販売しています。これがウエウエテナンゴの一番の魅力で、本当に小さな農家さんたちが独自にプロセスをしているので、それぞれの特徴がでて非常に面白いエリアです。ある農家さんは、発酵時間が48時間、その隣の農家さんは60時間、乾燥期間も12日間だったり、20日間だったりとそれぞれの気候に合わせて独自のレシピで行われているものが多いため、多種多様なコーヒーに出会うことができます。   さらにグアテマラでは珍しい赤粘土の酸性土壌(大部分は火山性土壌)で、これによりテロワールが表現され、ほかのエリアとは違った香味をもつコーヒーを産み出しています。  そして、今ウエウエテナンゴでも深刻な問題になっているのが、アメリカへの不法移民問題によるピッカーさん不足です。今回訪れた農園でも、まだチェリーがたくさん残っていたため、そこの管理されている従業員の方に聞くと、農園主は1回目の収穫のコーヒーだけ作って、そのままアメリカに不法移民の旅にでたと。。これにより多くのチェリーがまだ残っており、今年はもう追加で収穫できないと。彼によるとピッカーさんたちが約15日間かけて稼ぐ給料70ドルを、アメリカでは1日で稼げると。そして、なぜこんなにも不法移民問題が深刻化したかというと、去年1月にアメリカ大統領に就任したバイデン氏が実は深く関わっています。それまで就任していた元トランプ大統領による厳格な移民政策により、移民する人たちがかなり減っていたのですが、比較的柔和な移民政策を進める現政権により、再び移民の数が増えているのが原因のようです。実際移民の人たちがどのようにしているかというと、命がけでアメリカに渡り、そこで不法に仕事を獲得(雇い主としても安く雇えるメリット)し、そこからグアテマラにいる家族にドル送金していきます。ある程度お金がたまったら、自ら警察に行き自分は不法移民ですと伝えるとグアテマラに強制送還されます。ただし1回目の場合は重罰ではなく、そのままグアテマラの家族のもとに戻れるので、大多数の人がアメリカへの移民を試みるそうです。(※2回目の強制送還の場合は、約10年の懲役)このピッカー不足問題は本当に深刻で、来年も改善の余地がみられないのが現状です。 次の回では、ウエウエテナンゴの麻薬カルテル問題の今について 続きは#6へ <新たに買い付けたロット>  マウリシオ バスケス - ウエウエテナンゴ - ブルボン - ウォッシュド - アグアカテロット

Guatemala買い付け珍道中#4

Guatemala買い付け珍道中#4 フィンカ コーラル ビエホ グアテマラ パレンシアエリアにある農園、コーラル ビエホ。昨年は、こちらよりマラカトゥーラ種を買い付け評判がよかったので、今年も買い付けるために訪問し滞在してきました。農園主の名前は、アントニオ コロン氏、あだ名はトノ氏で、63歳だけども無茶苦茶元気、好きな食べ物はお菓子と炭酸飲料というカッコいい農園主。頻繁に、コーラ買ったろかと言われたのが印象的。とにかく誰にでも優しいおじいちゃんて感じ。そして家族にもすごい方が多く、お兄さんは元グアテマラ大統領、奥さんはグアテマラで3本の指に入る女性弁護士、従妹はパレンシア地区の有名農園エルソコロ農園のオーナーという何ともすごい家族構成。今回はそんなトノ氏の農園をご紹介します。    首都グアテマラシティから車で約3時間、もちろん道中トノ氏とコーラとポテチを買ってもらい、一緒に食べながらローカルな道を進んでいくと、コーラルビエホ農園に到着しました。標高は約1300m~1500m、少し乾燥したエリアで、植えられている品種はカティモール、ブルボン、カトゥーラ、マラカトゥーラ種。すべて、従妹のエルソコロ農園から苗木をもらい植え始めたそうです。去年も買い付けたマラカトゥーラ種については、2区画で植えられており、標高の高いエリアをサンホン区画、低いエリアをとブエルトナ区画と分けています。去年のは、この両区画のものを混ぜていましたが、今年はサンホン区画のみのものを買い付けることにしました。低いエリアのものは、少しウッディで、ナッツ、レモンというフレーバーで、サンホンエリアは、フローラル、キャラメル、リンゴというきれいなコーヒーでした。混ぜてしまうと勿体ないという判断をしたので、今回はサンホンエリアのもののみ買い付けています。 毎年さび病に悩まされており、元々はもっとブルボン種を植えていたそうですが、近年は標高の低いエリアではカティモール種に植え替えていっています。さらに、今年は雨が少なかったため、熟さないチェリーも多いため生産量は去年より少し減る見込みのようです。 新しい試みとして、さらに標高の高いエリアにゲイシャを植え始めていくそうで、是非シュハリに約5年後の初収穫に際にはカッピングしてほしいといっていただきました。パレンシア地区ではなかなか植えられていないゲイシャ種なので、どんなテロワールのゲイシャができるのか非常に楽しみです。  こちらの農園ですが、何よりもトノ氏の人柄がとにかくよい!農園には、約7人の従業員がいるのですが、みなさんに気を配られており、なかなかそういう農園主をみることは少ないので印象に残りました。たまたまパティオで従業員のルチョ氏が乾燥中のパーチメントを攪拌しているときに、急にトノ氏がルチョが働いているから、ちょっと手伝ってくるといってパティオに行き一緒に攪拌し始めました。ほかにも、一番年齢の高い従業員の方が先日体調を崩されていたようで、その方にモシと呼ばれる無茶苦茶栄養価の高い麦があるのですが、それをわざわざ渡しにいっていました。なかなかこういう生産者の方と出会うことはないので、この農園と取引ができて非常にうれしく思います。 優しい人柄のトノ氏のマラカトゥーラ種、どのくらいの量ができるかまだ収穫中でわからないですが、是非到着を楽しみにしていてください! 続きは#5へ <新たに買い付けたロット>  アントニオ コロン - マラカトゥーラ - ウォッシュド - サンホンロット

Guatemala買い付け珍道中#3

Guatemala買い付け珍道中#3 フィンカ ラ ソレダ 去年も買い付けたアカテナンゴ地区にあるフィンカラソレダ農園に訪問してきました。元々僕の仲の良い友達がここの農園主の従妹であったことから、取引がスタートしました。昨年購入したゲイシャも無茶苦茶良かったので、今年もそのゲイシャとほかのマイクロロットも購入する予定でございます。今回はエニオファミリーが運営するフィンカラソレダ農園についてご紹介していきます。 丁度6年前に訪問して以来のフィンカラソレダ。その時は、COE以外では日本に輸出されたことがなかった農園だったため、絶対に自分が輸入すると決めていました。そして去年シュハリを立ち上げた際に、連絡したところもちろんTakaとは取引するよと言ってもらえて嬉しかったことを鮮明に覚えています。基本こちらの農園は、ずっと同じお客様との継続取引を大切にしており、〇ンテリジェンシアやジョージ〇ウエル、モ〇モスコーヒーなど名だたるロースターと継続取引を続けています。 この農園の特徴としては、水が豊富にあることと、さび病に対しての対策としてさまざまな品種にトライしている点、最後に顧客をすごい一番に考えていることです。 水源のあるところなので、95%は水洗式で加工し、残りはナチュラルかハニーで精製しています。流行のアナエロビックなどは行わず、テロワール重視の考え方を大事にしております。もちろん汚水の管理はしっかりしており、浄化施設があります。品種としては、ブルボン、カトゥーラ、カトゥアイ、アナカフェ14(Catimor×Pacamara)、H1(Sarchimor T5296×Rume Sudan)、パカマラ、ゲイシャが主流で、ジャバやカシオペア(Caturra x Ethiopian wild accession "ET41")を実験的に植えています。やはりさび病の影響が大きいため、さび病に耐性がありクオリティも良いH1にはかなり力を入れています。さらに今アナカフェとネスレ社に少し農園の土地を貸しており、そこにネスレ社から提供されたハイブリッド品種を6種類ほど植えており、どのような生産量とクオリティにになるか経過観察しているようです。なんの品種かは一切明かされておらず、番号のみで管理されています。実は、このうち2ロットのハイブリッド品種をカッピングしましたが、無茶苦茶よくてびっくりしました。1ロットは、ゲイシャだと思ってカッピングしていたくらいフローラルで、もう1ロットは、ケニアみたいにジューシーでコンプレックスな酸があり面白かったです。今このハイブリッド品種のフィードバックをいろいろなバイヤーやロースターからもらっており、それをアナカフェとネスレ社に報告し、今後の研究に役立てていくようです。 ただし今年は、どの中米諸国で問題となっているピッカー不足で、収穫量の減産及び収穫のタイミングが非常に難しいと言っていました。例年通りであれば、40名くらいのピッカーをあつめているのですが、今年はなんと0名。なので、農園の従業員約16名総出で収穫をしています。ただもちろんプロセスの管理や乾燥工程の仕事などもあるので、非常にタフな環境になっています。  それでも来年に向けて更なる品質向上のために、土壌に関して炭素不足で弱っているとみているようで、新しくオリジナルのオーガニック肥料を作ると言っていました。企業秘密で内容は教えてもらえなかったですが、ゲイシャとかパカマラはこれによりさらに良くなると確信しているようです。  今年で2年目の購入となるラソレダですが、ゲイシャ以外にも今年は買い付けましたので、是非7月ごろの到着を楽しみにしていてください! 続きは#4へ <新たに買い付けたロット> フィンカラソレダ H1 ウォッシュド フィンカラソレダ ゲイシャ ウォッシュド フィンカラソレダ アナカフェ14 ウォッシュド フィンカラソレダ パカマラ ウォッシュド

Guatemala買い付け珍道中#2

Guatemala買い付け珍道中#2 フランシスコ・ケサダ氏 先日、弊社パートナー農園であるビスカヤ農園(ハラパ)とララボール農園(グアテマラシティ)に訪問してきました。そこで、両農園のオーナーであるフランシスコ・ケサダ氏(あだ名:チェスピ)にコーヒー栽培について教えていただきました。 彼は、バイヤーたちが求める品質と量を毎年安定してつくることを一番大切にしています。そのためにはどうすればいいのか?を常に考え毎年新しい取り組みに投資しています。 話してをしていく中で興味深かった点について、いくつか紹介できればと思います。 1、発酵槽タンクの素材 2、発酵時の酵母の添加 3、プロセス時にでる汚水への取り組み まずは1の発酵槽タンクの素材についてですが、一般的にはセメントで固められた下記の写真のようなものが一般的です。  彼曰くこれだと、何回も使っていくうちに、悪い微生物がセメント部分についていきコーヒーに悪い影響を及ぼすのと、外の環境に非常に影響を受けやすいため、温度コントロールなどがしづらいと。 そこで新しく考えたのが、下記のプラスチック製の発酵タンクでした。  使い始めて3年目ですが、常にきれいな状態で発酵できる点、蓋がついておりそれにより外気からの影響をあまりうけず、安定して同じ味つくりができるようになったといっていました。 2の発酵時の酵母の添加は、いろいろまだ試行錯誤中のようですが、実際フランスに渡りシャンパンの酵母について勉強しにいったようです。そして今現在コーヒー専用の酵母もあるようで、どのようにカップに影響があるかをみているようです。今年、いくつかのロットをカッピングできる機会があるので、いくつか買い付けたいと思っております。彼は、これでいい結果がでればコストを下げるために、たくさんの量を作り、多くの方に楽しんでもらえるように今考えているようです。 ※ある国の品評会の上位ロットには、すべて酵母が添加されているとか。。。 3のプロセス後の汚水(洗い流されたミューシレージを含む水)については、非常に生産者ごとでの対応が分かれます。何も気にしていない人たちは、平気でプロセス後の汚水を川に流しています。これにより実際、川が酸性におかされ、魚がたくさん死んでしまったり、悪臭がただよい近隣住民からも苦情が多発しているようです。フランシスコ氏のビスカヤ農園では、プロセス後の汚水を大きな穴を掘ったところに貯めておき、水が蒸発して泥になるまで待ちます(下記写真)。その泥をコーヒーの木の肥料として再利用しています。 改めて現地に来てみると、生産者の苦労や努力、たくさんのことを考えながらコーヒー生産されていることに気づかされます。コーヒー生産に対して真摯に向き合うフランシスコ氏のコーヒーを是非楽しみにしていてください。 続きは#3へ <新たに買い付けたロット> San Juan Bosco - Finca La Sierra - Caturra Catuai FW Antigua - Finca Capetillo - Pacamara Natural Pasajquim - Regional Atitlan  Jalapa - Finca Los Naranjales - Geisha Natural

Guatemala買い付け珍道中 #1

Guatemala買い付け珍道中#1 グアテマラ買い付け出張日記 2月5日よりグアテマラに買い付けにきております。もちろん目的は、いい生豆の買い付けですが、去年買った農園への訪問と関係の更なる強化、そして日本にまだ輸入されていない農園の生豆の購入が主な目的です。 グアテマラは国土も広く、移動だけでも大変なので、今回は約2か月間に渡り買い付けをしていきます。ウエウエテナンゴ、アンティグア、ハラパ、パレンシア、アカテナンゴ、サンマルティンヒロテペケなどから仕入れていく予定です。その道中での出来事や買い付けたロット、グアテマラの状況などについては順次、こちらにアップしていこうと思いますので、是非楽しみにしていてください! ご質問などもございましたら、気軽に弊社のInstagram宛にDMを送っていただくとお答えさせていただきます。@syuhari_coffeeimporters   どうぞよろしくお願いいたします。 Guatemalaの生豆の現状について 今年は、コロナの影響、ブラジル、コロンビアの減産によりアラビカCマーケットの価格の高騰はみなさま周知の事実かと思います。そのことが非常に生産者にとっていいと思われますが、実はすべての生活コスト自体があがっており、ガソリン、肥料、野菜など、結局生産者及びピッカーにとってはあまりメリットがないのが現状です。特に深刻な問題が、ピッカーの数不足です。農園サイドでも、収穫してくれたチェリーの買い取り価格をあげて集めようとしていますが、なかなか来てくれないのが現状です。今までだと、45kgのチェリーに対して45Q(約675円)でしたが、今は農園サイドでは80Q(約1200円)まで引き上げている現状です。それでも生活が苦しいため、アメリカに不法移民としての道を選ぶピッカーが多いです。最適なタイミングで収穫したいのですが、その時にピッカーの数が足りないと多くの生産者が嘆いております。 さらに追い打ちをかけるように、天候不順もかなり影響をうけています。現在乾季のグアテマラで、雨など降らないのが通常ですが、僕が滞在して1週間の間に2回も雨が降りました。せっかくチェリーやパーチメントを乾燥している際中なのに、また雨に濡れてしまい、カビが生えたりしているものも散見されました。いくつかカッピングテーブルにもフェノールのあるロットも見受けられています。 そのような中でも、シュハリとしていい生豆を適正価格で買い付け、いい状態で仕入れていければと思います。 続きは#2へ <今までに買い付けたロット> ・サンマルティンヒロテペケ   ジャバ フリーウォッシュド ・アンティグア  パカマラ ナチュラル

Colombia New Crop 発売開始

Colombia New Crop 2020-21 コロンビアより希少価値の高いロットが多数届きました。 現在、コロンビアでは現在4月下旬より始まった反政府デモにより、コーヒー豆輸出のメイン港であるブエナベントゥーラへの道が封鎖され、なかなか輸出が難しいなか、シュハリではなんとか輸入することができました。 アナエロビックからロングファーメンテーション、クラシックなリージョナルロットもございます。 高品質なロット多数ございますので、是非購入してみてください! SYUHARIの小分け1㎏と5㎏について 弊社小分けの1㎏と5㎏では、クオリティの維持のために、脱酸素剤を入れて極力酸素と触れない状態で保管、販売をしております。これにより、真空状態のようになっており、焙煎する際には、必ず脱酸素剤を取り除いてから、焙煎していただくようよろしくお願いいたします。